【2022年2月 期待作】生命の終わりを予感する大作揃い【Switch/PS4 / PS5 / XBOX One / XBOX Sereris X】

 おはようございます。いちごうです。

何度か紹介しているので、みなさまご存知のことかと思いますが2月はヤバいです。もしかしたら、ゲーマーの多くが春の陽気に触れることなく息絶えてしまうのでは?と心配するくらい大作が大集合しています。

 しかも、もうちょっと発売週を避けたりしてくれれば良いものを、意味わからんくらい密集しています。基本的に紹介したタイトル購入はもちろん、レビューも投稿したいのですが、流石に今回は身体がNGを出しそうです。とはいえできる限り頑張りますので、ぜひ皆さんも気になるタイトルがあれば参考にしていただければと思います。というわけで、今回は、数年に一度レベルの大豊作2月発売のタイトル注目作、また個人的に購入予定の作品を紹介していきます。

目次

ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~

コーエーテクモゲームス 2022年2月24日 (PS4 / Nintendo Switch)

 最初に紹介するのは、いろいろ考えまして『ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~』です。「Horizon」とか『ELDEN RING』を差し置いて『ソフィーのアトリエ』!?と驚いている方も多いと思います。

 国内外問わず、作品の盛り上がりや、そもそものタイトル規模、はたまた予感される雄大なゲームプレイまで基本的には「Horizon」や『ELDEN RING』が強力なことは明白です。もちろん後々紹介しますが、基本そのあたりの超絶ビッグタイトルについては、皆さんある程度予習済みだと思います。むしろ、個人的に危惧しているのは今月発売の名作が少しでも埋もれてしまわないだろうか?ということです。せっかくのタイトルが埋もれてしまうのは一番切ない話ですので、できる限り多くの作品を紹介・レビューできればと思います。

 さて、今作は2015年に発売された「不思議シリーズ」の一作目『ソフィーのアトリエ』の続編となります。「不思議シリーズ」自体は、『フィリスのアトリエ』・『リディー&スールのアトリエ』と3作品発売されていますが、主人公続投のナンバリングは『ライザのアトリエ2』以来、史上2回目の出来事です。

 今度アトリエのオススメ集的な記事・動画を作成しようと思っているので、作品の魅力やポイントはそちらで確認いただければと思いますが、ゲームは「アイテム収集と調合」×「コマンドRPG」の二軸で進化を続けています。シリーズはほぼ毎年新作が発売されているので、よっぽどのファンでないとプレイしていないかもですが、5年前の作品とは比べ物にならないくらい、プレイフィールも洗練されています。

かつて「ロロナ」をプレイしたユーザーなど久方ぶりのユーザーこそ、その進化に驚くと思います。「可愛さ」だけでなく、キャラクターの成長・自立のようなテーマ性も丁寧に変化していますので、日本を代表するRPGとして、ぜひ多くのユーザーに触れていただきたいです。

Horizon Forbidden West

ソニー・インタラクティブエンタテインメント 2022年2月18日 (PS4 / PS5 )

 続いては、もはや王道の域に達していますが、今からおよそ5年ほど前に世界を賑わせた『Horizon Zero Dawn』の続編『Horizon Forbidden West』です。1作目が発売される前は、『リアルゾイド』とか「機械版のモンハン」とかいろいろ言われていましたが、今やそんな声は一切聞かなくなりました。それほどまでにIPが急成長した証明のようにすら思います。

 前作がもう5年前という強烈な事実にも驚きましたが、やはり『Horizon』は別格級に美しいグラフィックに衝撃を受けます。前作もPS4を代表する美しさでしたが、5年越しの新作は全てのオブジェクトやエフェクトが何段階もグレードアップしています。特に、水のグラフィックは恐ろしいレベルで、海の揺らぎや、砂浜に打ち寄せる波とさらわれる白い砂。アーロイが海に飛び込んだ際に生じる水の波紋、波紋同士がぶつかり合い生まれる気泡。その全てが緻密に計算されていて、本当に度肝を抜かれました。コンソールゲームとして、最高峰レベルと断言できる美しさです。

 また、今作はグラフィックの追求はもちろん、機械生命体を従わせる敵部族の存在や、水中アクションなど新要素も多数追加されています。また、先日公開された映像では主人公・アーロイのアクロバティックで疾走感のあるアクションも印象的でした。実際のプレイで、どれほどこれらのスピーディなアクションをプレイに活かすことができるのかなど、楽しみなことばかりです。こんなこと言うと怒られるかもですが『Killzone』の時代が嘘みたいに、ゲリラゲームズ開発のタイトルが世界というより国内でも盛り上がっているのは嬉しく思います。

Dusk Diver 2 崑崙靈動

JUSTDAN INTERNATIONAL 2022年2月24日 (PS4 / Nintendo Switch)

 続いては国内の知名度はべらぼうに低いと思いますが、個人的に期待値が高い『Dusk Diver 2 崑崙靈動こんろんれいどう』です。今作は台湾カルチャーの発信源「西門町」を舞台とするアクションアドベンチャーゲームでして、2019年に一作目が発売されています。

ゲーム自体もJFI Gamesという台湾のデベロッパーが制作しているため、ものすごく簡単にいうと台湾版の「AKIBA’S TRIP」とか「龍が如く」とでも言うような実在する街をモチーフにしたアクションアドベンチャーです。荒削りな部分も多かったのですが、個人的に「喧嘩番長」とか「AKIBA’S TRIP」のような往年のスパイクやアクワイア作品が大好きなので、大味なところも含めてかなり気に入っていた作品でした。

 そんな隠れた佳作だった『Dusk Diver』の続編が大幅にパワーアップして登場します。 ちなみに、昨年9月末に開催されていたTGS2021で試遊台をプレイしていまして、その進化は実際に触って実感しています。

 弱攻撃と強攻撃の使い分けが中心だったカジュアルなアクションは、より緻密なコンボ重視のアクションに進化していました。また、試遊では体験できなかったのですが、2では「西門町」以外にも迪化街(てきかがい)や紅樓(こうろう)など新たにフィールドも追加されているようで、この類のアドベンチャーゲームファンとしては楽しみな要素が多く期待が高まります。刺さる人には刺さるタイプの作品ですので、気になる方は今のうちに前作をプレイし、2の発売に備えてみてはいかがでしょうか。

ダイイングライト 2 ステイ ヒューマン

株式会社スパイク・チュンソフト 2022年2月4日 (PS4 / PS5 / XBOX One / XBOX Sereris S|X)

 続いては、ゾンビだらけの終末世界を自由自在に駆け巡るオープンワールドアクション『ダイイングライト2 ステイヒューマン』です。ゾンビや終末世界とかのワードを聞くと、ホラー作品かな?と思うユーザーも多いと思いますが、今作最大のポイントは「サバイバル×パルクール」という異色の要素です。

 ゲームは一人称視点で進行していくのですが、ゾンビが密集する家屋やビルなどの障害物をパルクールのように駆け登ることが可能です。今でこそ縦軸のオープンワールドは増えていますが、前作が発売された2015年はそれほど数もなく、体験としても珍しく夢中になったことを覚えています。今作では、マップの広さも前作比でほぼ2倍かつ、屋上や各建物の中など移動できる範囲も広くなっているとのことで、密度にも期待できると思います。また、今遊ぶと若干不満を覚えますが…スキルツリーや武器の消耗などの要素も一作目の時点で採用されていたりと、当時として最新のゲームプレイが惜しみなく投入されたタイトルでしたので、システム的な先駆者という意味でも2への期待値が高くなっています。

 また、意外と忘れられがちですが、コメディ要素も強いストーリーも魅力的でして、プレイヤーの選択肢で、左右する人々の様相はまさに人間っぽい物語だなぁと感心したのを覚えています。今作もストーリーへの注力がなされていることはPVやインタビューでも見えますし、何よりスパイクチュンソフトによる日本語音声・日本語字幕にも完全対応しているとのことで、上質なローカライズにも期待して問題ないと思います。

ELDEN RING

フロム・ソフトウェア 2022年2月25日 (PS4 / PS5 / XBOX One / XBOX Sereris S|X) 

 続いては大本命の『ELDEN RING』です。発売スケジュールをみてみるとわかるのですが、なんと『Horizon Forbidden West』の一週間後に発売という、理解し難いスケジュールになっています。結局は両方遊ぶことになると思いますが、せめてあと一週間どっちかがズレてくれれば…と色んな意味で思います。特にユーザー視点では遊ぶ時間が足りない!!的なうれしい悲鳴ですが、メーカー視点では需要が被りそうでその辺も心配ですね。

 さて、もはや色んな動画や公式サイトを熟読済の方も多いと思いますので説明不要に思いますが、今作はあの宮崎英高さんの完全新作タイトルです。宮崎英高さんといえば「デモンズソウル」・「ダークソウル」そして「SKIRO」を手がけ、高難易度な3Dアクションを「ソウルライク」という主流ジャンルにまで成長させた人物です。

 公開されている映像やオープンベータのレビューでは「オープンワールドのダークソウル」という意見が非常に多く見られますが、単純な「ダークソウル」×「オープンワールド」以上に、その二つが組み合わさったことで生まれる化学反応がどのようなものなのか、早く実際にプレイしたいと思います。

 ここまで期待値が上がりまくっている作品ですと『サイバーパンク2077』的な事故も起きそうだなと思わないでもないですが、宮崎英高さんの新作として期待するなという方が難しいかも知れません。色々と長くなりそうなのでこれくらいにして、あとは発売を待ちたいと思います。

刀剣乱舞無双

EXNOA 2022年2月17日 (Nintendo Switch)

 続いては『刀剣乱舞無双』です。いちごうのゲームビートではお馴染みになりつつありますが、大好き無双シリーズの派生作品です。本家無双シリーズは2021年は『戦国無双5』が発売されたりと日進月歩の進化を続けていますが、今作のようなコラボ無双は2020年の『ゼルダ無双 厄災の黙示録』ぶりですのでそういう意味でもテンションが上がります。

 今作は、2015年からサービスが開始されているウェブおよびスマホ用タイトル『刀剣乱舞』と無双のコラボ作品です。開発にはコーエーテクモゲームスの「ω-Force」はもちろん、ネオロマンスシリーズなど乙女ゲームの始祖「ルビーパーティー」も参加しているので、とうらぶ初の家庭用ゲーム機作品として非常に力強い布陣といえます。

 また、ゲームシステムなどもとうらぶファンに向けて様々な調整がなされているようでして、簡単モードではボタン一つで攻撃や回避を行うようになっています。そのほかにもフィールドで迷うわないようにこんのすけがナビゲーションしてくれるなど、アクションゲーム初心者でも安心してプレイできるようになっているようです。アクション面以外にも刀剣男士との会話やミニゲームといった『刀剣乱舞』らしい魅力も様々用意されているようですので、とうらぶファンはマストだと思います。『無双』と名が付いている以上、無双ファン的な視点からの興味も多くありますので、その辺りはレビュー等で紹介できればと思います。

Life is Strange: True Colors

スクウェア・エニックス 2022年2月25日  (PS4 / PS5 / XBOX One / XBOX Sereris S|X / Nintendo Switch)

 最後に紹介するのは、フランスのゲームディベロッパーDONTNODが制作し、その抜群のセンスの良さ、優れたストーリーで、世界中のゲームファンに衝撃を与えた「ライフ イズ ストレンジ」シリーズの完全新作です。個人的に「ライフ イズ ストレンジ」シリーズは本当に好きな作品なので、日本発売が決定した際は飛び跳ねるくらい喜びました。ですのでよくよく考えると『ELDEN RING』と同発と気づいたときに、意味わからなすぎて慟哭しました。脳みそがあと二つくらい足りないです。

 「ライフ イズ ストレンジ」といえば、国内でも一作目は多くのユーザーが遊んでいるかと思います。シリーズは今作で4作目でして、シリーズでは超能力を手に入れてしまった少年少女を主人公に、“大人になることへの苦悩”など社会と向き合っていく過程がみずみずしく描かれていきます。

 今作の最大の魅力はストーリーにありますが、どれをいつ遊んでも問題ないというポイントもオススメできると思います。というのも、基本的に作品感の繋がりは超能力的な不思議パワーをもつキャラクターが主人公という点以外にはありません。多少共通するキャラクターも登場しますが、作品ごとにテーマやストーリー展開も全く異なりますので、どの作品からプレイしても楽しめると思います。

 個人的に、1の外伝『ビフォア ザ ストーム』という作品は、ゲーム史上でも10本の指に入る素晴らしいシナリオだと思っているのですが、今作は『ビフォア ザ ストーム』チームの新作ですので、本当にプレイが待ち遠しいです。

結語

 いかがでしたでしょうか。

 半年分くらいのビッグタイトルが一挙に押し寄せてきているので、ゲーマー諸氏の皆さんも慄いているかと思います。最近、といっても一年近く前ですが昨年の6月も「ラチェット&クランク」・「スカーレットネクサス」・「戦国無双5」・「Caligula2」・「Hades」と中規模タイトルが大量に発売されて大変でしたが、今月はそれ以上の波乱が予想できます。

 何より「Horizon」や『ELDEN RING』が盛り上がるのも嬉しいですが、それに伴い同時期に発売される名作が埋もれてしまうのは一番切ない話ですので、できる限り多くの作品を紹介・レビューできればと思います。

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