二人で遊べる任天堂のダウンロードソフト

こんにちは!いちごうです。

 今回は、Nintendo Switchが一台あれば二人で遊べるおすすめソフトを紹介していきます。個人的に、Switchで一番好きな機能が、Joy-conを二人で分ける「おすそ分けプレイ」なので、そちらに特化したタイトルの紹介となります。Proコンでじっくり遊ぶゲームはもちろんですが、友人や家族と遊ぶ面白さも、ゲームの醍醐味の一つだと思います。全タイトル任天堂発売なので、クオリティも折り紙付です。

目次

◇ストレッチャーズ

 最初に紹介するのは、ドタバタ協力レスキューゲーム「ストレッチャーズ」です。最初に言ってしまうとなんですが、これから紹介するゲームの中でも一押しのタイトルです。プレイヤーは、2人組のレスキュー隊員「ストレッチャーズ」として、街中に溢れる急病人を助けるために、島のあっちこっちに飛び回ります。

ゲームは、ステージのあちこちに倒れている患者を担架に乗せて救急車に乗せて搬送!という至ってシンプルな作りです。けれど、いざ始めると、協力プレイをしている人に「それ持って!」と指示したり、指示をもらったり、間違えて搬送者を床に落としたり、とわちゃわちゃプレイになりがちです。

救助より被害が大きいのではないか、と思うような場面も多く、協力プレイであれば絶対に爆笑してプレイできると思います。

 開発を手がけるのは、スウェーデンのターシアスタジオという会社です。世界で200万本以上を売り上げた「リトルナイトメア」を制作した実力のあるディベロッパーです。似たようなゲームになりがちなパズルアクションですが、今作はステージごとに、細かなギミックが豊富で全く飽きずにプレイできます。

個人的には、とりわけゲームの緊張感と爽快感のバランスが素晴らしいと感じています。

というのも、ゲームとしては、1回5分〜10分程度のレスキューパートと、助けた街の人を病院に連れていく搬送パートに別れています。レスキューパートは、先ほども説明したように、最も笑えますが同時に頭を使うパズル的な緊張感もあります。一方で、搬送パートでは救急車を爆走させて、段差で宙に飛んだり、家の塀をぶっ壊したりと、なんでもありになります。

意外と広い箱庭ワールドを救急車で駆け抜けて、とにかく早く搬送できればOKです。グロテスクでないだけで、GTAよりよっぽどエゲツない気がします。この緩急のつけ方も、ゲームを飽きさせない素晴らしい工夫だと思います。

これぞ、協力プレイ!とでもいうべき、大盛り上がり間違いなしなタイトルですので、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。

◇ハコボーイ!&ハコガール!

 続いて紹介するのは「ハコボーイ!&ハコガール!」、こちらはハコ型のキャラクターをぴょこぴょこと動かして、ゴールを目指すひらめきパズルゲームです。操作は至って直感的で、プレイヤーは小さな立方体になり同じ形の立方体をいくつか出して、トゲトゲの崖を飛び越えたり、ビリビリの電流を避けたりします。

 開発を手がけるのは、「星のカービィ」シリーズや「MOTHER2 ギーグの逆襲」を世に送り出したハル研究所です。個人的にも、最も尊敬する人物のひとり、任天堂の岩田前社長の出身会社でもあります。「ハコボーイ」シリーズは「星のカービィ」を中心に、任天堂での発売を主とするハル研究所の、隠れた人気シリーズです。オリジナル版は3DSで発売されており、公式からも「発売以来20週連続で1位になった、隠れた人気タイトル」と紹介されています。

 そんな、密かな人気シリーズの新作となる今作は、初のSwitchでのリリースとしてJoy-conのおすそ分けプレイに対応し、二人で遊べるゲームとして大いに強化されました。一筋縄ではいかない、しかけが盛り沢山のステージを協力して遊ぶのはそれだけで面白いです。二人のハコが跳ねる姿もそれだけで可愛らしいです。

 ファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」が、ゲームのチュートリアルとして、完璧という話はよく聞きます。まず、クリボーの障害物を置いて、プレイヤーにジャンプを必須の動きとして習得させます。次に、そのジャンプの動きで、はてなブロックを叩かせる動機付けをさせる、などゲーム進行に必須の動きを、文字ではなく丁寧に教えていきます。

ちょっと言い過ぎかもですが、今作のチュートリアルの丁寧さ、上手さは、「スーパーマリオブラザーズ」を彷彿とさせます。序盤の、どう進めば良いか考えることと、ハコを出すことで解決する心地よさが、完全に合致していて、久しぶりのプレイでも一瞬でシステムを思い出せました。また、進行方向がわからなくなった時には、ボタンひとつでヒントを表示できる機能もあります。

協力プレイで、悶々と考えるのは中々にもどかしい時間なので、個人的にはすぐに表示できるヒント機能は気に入っています。もちろん、一人プレイにも対応しており、総ステージは270の超ボリュームですので、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

◇いっしょにチョキッと スニッパーズ

 次に紹介するのは、Nintendo Switchのローンチタイトルとして、配信リリースされた「いっしょにチョキッと スニッパーズ」です。今作は、まさに、二人で遊ぶべきタイトルでSwitchのハードとしての面白さを最大限に引き出した傑作です。プレイヤーは、ちょっと短いビーカーのような変な形をした2体のキャラクターを操作し、お互いのカラダをチョキチョキと切り合いながら、お題に挑戦していきます。

指示された形にお互いを切り合うスタンダードな問題から、バスケットゴールを目指してボールを運ぶようなお題まで、多様なパズルゲームとなっています。どんな風に切るべきか、どこでジャンプすべきか、など協力しなければゲームを進めることはできないので、ゲームは対面でのコミュニケーションが必須となります。

といっても、頭を使うだけではなく、難しそうなステージも意外とパワー技で乗り切れるので、考える場面との緩急が笑えてパーティゲームとしても最適です。

参考:Game Developers Conference Europe 2015(『FriendShapes』)

 また、今作は開発の初期段階からコミュニケーションゲームとして作られていたと言います。ゲーム自体のパイロット版は2015年には出来上がっており『FriendShapes』の名前で発表されていました。開発ディベロッパーはこの当時から、このゲームにとって最も重要な要素は会話を伴う「対面での協力プレイ」と考えていたと語っています。

ですが、当時の家庭用ゲーム機はコントローラーが一つしか付属していないので、誰でも楽しめるゲームには成り得ませんでした。しかし、Switchであれば2台のJoy-conが機械に付属しているので、誰でもすぐに、マルチプレイを楽しめます。

ディベロッパーにとっては作品を最大限に遊んでもらうために、任天堂にとってはお裾分けプレイの面白さを伝えるために、最高の組み合わせであったと言えます。

 また、今作はリリースのおよそ半年後に、追加要素が同梱された「スニッパーズ プラス」が発売されました。今から購入する場合は、こちらのパッケージ版を購入すれば、追加も合わせた全ステージが遊べます。

◇はたらくUFO

 物をつかんで、目的地にはこんで、つみあげて。「はたらくUFO」は、不器用なUFOくんを操作して、地球のお仕事をお手伝いしていくクレーンアクションゲームです。今作は先ほど紹介したハル研究所が2020年に発売した新作タイトルです。オリジナル版は、2017年にスマホのアプリとしてリリースされた作品ですが、多くの追加要素をグイーッと引っさげてSwitchに登場しました。

 プレイヤーは、宇宙からやってきた謎のUFO「ジョブスキー」。クレーンゲームのように、UFOの下から飛び出すアームを操作しお仕事をこなしていきます。お仕事の基本は、アームを駆使して荷物を組み上げることですが、運ぶのは荷物だけではありません。ときには、チアリーディングを手伝ったり、ギリシアの神殿を再建したり、おもちゃ屋さんの店じまいを手伝ったり、と地球のさまざまなお仕事に挑戦していきます。

また、ゲームセンターなどで体験したことがあると思いますが、荷物の端っこを持てばグラつきますし、重ねづらくなります。最良のバランス感覚を身につけて、文字通り高みを目指していきましょう。今作では、ここまで説明した全てのプレイが一人でも可能です。

ですが、Joy-Conをおすそ分けして、2人で働くからこそ発揮できるスピードで補うバランス感覚や、役割分担は大きな魅力です。とりわけ、互いに貢献度を競い合うようなこともなく、ひたすらに協力するゲームなので、今回のテーマ「二人で遊べる」に選出しました、

 一人でも二人でも、白熱すること間違いなしなバランスパズルゲーム「はたらくUFO」は価格も1000円以下とお買い得なので、ぜひ遊んでみてください。

◇Good job!

 ここまで、箱を出したり、型を切ったり、物を並べたり、と頭を使う協力パズルゲームを多く紹介してきました。次に紹介するのは、ただのパズルゲームでもなければ、アクションゲームでもない、痛快なパズルアクションゲーム「Good job!」です。プレイヤーは、大企業に働く新入社員として、企業に必要なミッションをこなしていきます。

必要なミッション、といっても、ほとんどはコピー機を運んだり、LANケーブルを繋いだり、会議に人を集めたりなど、会社の新人業務をこなしていくこととなります。一瞬面倒くさそうだな、思った方安心してください。最初にいったように、今作は「パズルアクションゲーム」です。上司に怒られる心配をしながら業務を重ねる、社会人あるあるゲームではなく、全くもってその逆です。

ミッションには、マニュアルが一切ないので、プレイヤーの思うがままに、目標だけを遂行すればOKです。たとえば、社員を会議室に集めるミッションであれば、その人をいちいち引っ張って連れていく必要はありません。パチンコの要領で、コンセントをゴム紐に見立ててグイーッと引っ張り、椅子に座ったその人ごと壁を突き破って会議室にお届けすれば満点です。

 もちろん、パズルゲームのようにオフィスのオブジェクトを傷付けないプレイも可能ですが、一点問題があるとすれば、プレイの優先順位が付け辛い点です。ゲームの序盤はパズル的に机を避けたり・物を落とさないようにプレイしていきます。

しかし、時期に壁をぶち破った方が早いことに気づきます。結果として壁をぶち破っても、クリアスコアもAランクを獲得できるので自分でプレイ方法を限定しない限りは、「オフィスぶっ壊しルート」が妥当なように思います。特に個人的には、二人プレイでこそ丁寧なプレイより派手な遊び方が顕著になりました。

 パズルゲームというより、短縮ルートを探すゲームとも言えるため、よくある協力パズルやリソース管理系のゲームとは異なる面白さです。

そのため、序盤は衝撃的な面白さですが、破壊一辺倒になりがちなので、奥深さという意味では今ひとつの部分もあります。

 今回の動画では、友人や家族と盛り上がること間違いなし、な任天堂発売のダウンロードソフトを選出してみました。任天堂タイトル以外も、「オーバークック」や「ヒューマンフォールフラット」など協力プレイで爆笑できる高品質なタイトルも多くあります。ですが、時たま中々にゲームとして不十分な作品もあるので、まずは品質も安全な任天堂タイトルを紹介しました。単純にゲームとして面白いだけでなく、コミュニケーションの手段としても優れたタイトルばかりですので、ぜひ遊んでみていただけますと幸いです。

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