【2月前半の期待作!】超絶激戦区に備えよう!最新作&約束された名作をご紹介

 2月は長い延期を経た作品が数多く登場する、ゲーマーにとって夢のような一ヶ月となりそうです。「グラブル リリンク」や「スーサイド・スクワッド」など、数年以上の延期を重ねてきた猛者達が遂にそのヴェールを脱ぎます。今回は2月1日〜2月15日までの2月前半を彩るタイトルを紹介していきます。

目次

GRANBLUE FANTASY: Relink 

2024年2月1日 / Cygames / PlayStation 5 / PlayStation 4 / PC

 最初に紹介するのは、2月1日に遂にお目見えとなる『GRANBLUE FANTASY ReLINK』です。2016年に『Project Re:LINK』として発表されて以来、なんと8年の期間が経過しましたが遂に発売を迎えます。

 Cygamesにとって初の内製コンシューマータイトルとなる本作。既に体験版もプレイしていますが、ゲームとしては、3D以降の『スターオーシャン』や「テイルズ オブ」シリーズを思わせるアクションRPGが採用されており、スピーディかつアビリティを駆使したコンボ攻撃など、JRPGファンにとっては見逃せない作品になっていることが伺えます。特に、20体以上のプレイアブルキャラクターごとに用意されたアクションの数々は、キャラクターゲームとして非常に作り込まれており、アクションゲームファンとしても期待出来ます。

 また、開発陣のインタビューなどではエンディングまで20時間程度(やり込みで30〜40)と回答されているなど、ボリューム面において正直不安な要素もあります。また、発表当初の2016年ならまだしも、発表から8年という開発期間の中で、ユーザーのハイエンドタイトルへの期待値も高まっています。そういった意味で、期待と不安もある本作ではありますが、そんなハードルをゆうに飛び越える壮大なゲーム体験を期待したいと思います。

ペルソナ3 リロード

2024年2月2日 / アトラス / Xbox Series X/S / Xbox One / PlayStation 5 /  PlayStation 4 / PC

 続いては、2月2日に発売予定のアトラスファン待望の一作『ペルソナ3 リロード』です。本作は2006年にPS2で発売された『ペルソナ3』のリメイクタイトルとなります。

 当時、シリーズにとって抜本的な刷新を施した『ペルソナ3』。現在でもお馴染みのスタイリッシュな演出やプレスターンバトルの採用、青少年の葛藤を描くシナリオなど、今なお続くアトラスのゲームスタイルの基礎を作ったような作品であり、もっとも重要な作品の一つです。特に、シリーズファンからの評価も高く、本作を『ペルソナ』シリーズ最高傑作と称するユーザーも決して少なくありません。リメイク版では、シナリオはオリジナル版に準拠しつつ、3DモデルやUIの刷新、またゲームデザインについても最新のRPGとして大幅にパワーアップしているようです。

 また、オリジナル版には、追加要素を加えた『ペルソナ3 フェス』(2007年)、PSP用にアレンジした『ペルソナ3 ポータブル』(2009年)といった様々なバージョンが発売されています。今回のリメイクでは、開発者のインタビューによると、あくまでもオリジナル版のフルリメイクであることが明言されています。

 アトラスの古参ユーザー的には、もしかして完全版を残しているのでは?と少々いぶかしむ気持ちもありますが、とりあえず今は、2024年に蘇った『ペルソナ3』が楽しみで仕方ありません。

公式ではゲーム冒頭のダイジェスト映像が配信されています。

レジェンド オブ レガシー HDリマスター

2024年2月1日 / フリュー /Nintendo Switch / PlayStation5 / PlayStation4 / PC

 続いては、『レジェンド オブ レガシー HDリマスター』です。本作は、2015年にニンテンドー3DSで発売された同名タイトルのHDリマスター版となります。オリジナル版は、元スクウェア・エニックスで中期以降の『サガシリーズ』のバトルデザインを支えた小泉今日治さんや、イラストレーターの小林智美さんなど、『サガ』のスタッフが集結した作品として発売前からゲーマーの間で話題となった作品です。

 2015年に発売されたオリジナル版は、希薄なシナリオや説明の少ないゲームシステム、サブイベントの欠如など、ただひたすらに、ダンジョンと拠点を行き来するストイックなゲームデザインによって賛否の分かれた作品です。

 しかし、時間が経つにつれて、そのストイックさが一部のゲームファンに刺さっており、隠れた名作として語られることも増えています。HDリマスター版では、元のゲームデザインを維持しつつ、新たにガイドブック機能を追加するなど、プレイヤーの手探り感を軽減する工夫がされています。万人向けの作品ではありませんが、ハマると抜け出せない一作ですので、久しぶりにプレイするのが楽しみです。

スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ

2024年2月2日 / ワーナー ブラザース ジャパン / PlayStation 5 / Xbox Series X/S / PC

 次にご紹介するのは、遂に発売となるDCファン必見の一作『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』です。ゲームは、世界のキャラクターゲームの水準を向上させた「バットマン アーカム」シリーズを手がけたロックステディが開発しています。 肉弾戦から空中戦へのスムーズなアクション、美麗なエフェクト、高低差の表現豊かなオープンワールドなど、キャラクターゲームとしてもアクションゲームとしても質の高い作品に仕上がっていることが伺えます。

 さらに、タイトルが示すとおり、スーパーマンやバットマン、フラッシュといったジャスティス・リーグのメンバーが敵キャラクターとして登場することで、従来のDCコミックシリーズとは一味違ったストーリーにも期待が高まります。ちなみに、「遂に発売」と紹介したように今作は長らく発売延期を繰り返してきた作品です。当初は2022年に発売予定でしたが、少しずつ後ろ倒しとなり23年5月、24年2月と何度も延期を経験しており、不安が無いかというと嘘になります。

 とはいえ、昨年に同じくワーナーから発売された『ホグワーツ・レガシー』も、当初の2021年発売予定から「最高の体験を提供するため」という理由で、度重なる延期を経ています。結果的に、『ホグワーツ・レガシー』は2,200万本と驚異のヒットを記録しており、この延期は正しかったものと思います。そう思うと、近年のワーナーは、長期的な視点でゲーム開発を続けているとも言えますので、この延期にもしっかりと実のある結果を期待したいと思います。

英雄伝説 黎の軌跡 for Nintendo Switch

2024年2月15日 / 日本ファルコム / Nintendo Switch

  続いては『英雄伝説 黎の軌跡 for Nintendo Switch』です。本作は、2021年にPS4向けに発売された『英雄伝説 黎の軌跡』のSwitch移植版となります。PS4でも少々重めだった本作が移植されるということで、ファルコムファン的には話題を呼んだ移植版が、ようやく発売となります。

 とはいえ、体験版をプレイした限りですと、解像度は下がっているため鮮明さには欠けるものの、フレームレートや細かな挙動も丁寧に移植されているように感じます。特に、移植版では、オリジナル版ではアップデートで対応されたハイスピードモードなどにも発売時から対応しており、遊びやすい移植版となっています。

 ちなみに、そもそもファルコムや「軌跡」シリーズについて、一切通ってきていない方も多いと思います。ここで説明を始めると、流石に尺が足りないので、ぜひ、以前投稿している『黎の軌跡』のレビューをご視聴頂けますと幸いです。数多くあるシリーズのなかで、本作がオススメ出来る理由、また本作が抱えている課題についても紹介しておりますので、気になった方は内容を確認の上、ご購入ください。

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