【8月の期待作】絶対遊びたい話題作集結!8月がアツい【Switch / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / XBOX ONE / PC】

8月は約17年ぶりとなる完全新作『聖剣伝説 VISIONS of MANA』や、2020年にトレーラーが公開されて以来、世界中から注目されている一作『Black Myth: Wukong / 黒神話:悟空』など、話題作が目白押しとなっています。個人的にも『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』は35年ぶりのシリーズ最新作として非常に楽しみにしています。それでは早速紹介に入っていきましょう。

目次

聖剣伝説 VISIONS of MANA

8月29日 / スクウェア・エニックス / PS5 / PS4 / Xbox Series X/S / PC

  最初に紹介するのは『聖剣伝説 VISIONS of MANA』です。本作は1991年から続く『聖剣伝説』シリーズの最新作です。近年、『聖剣伝説3』のリメイクなど一定の動きはありますが、リメイクやソーシャルゲームなどを除いた完全新作という意味では、2007年にニンテンドーDS向けにリリースされた『聖剣伝説 HEROES of MANA』から実に約17年振りとなります。

 そんなファン待望となる最新作では「新たな「聖剣伝説」がここから始まる」と公式PVで記載されていること、「VISIONS」の頭文字が「5」の意味も兼ねていることから推察されるように、実質的にはナンバリングでありリブートのような立ち位置のタイトルといえます。

 ゲームでは、シリーズ伝統の「アクションRPG」の採用は当然として、セミオープンフィールドの導入によって、よりシームレスでアクション性の強い冒険が待っているようです。映像では、画面上部に示される目的地が1km先と表示されているなど、マップの広大さもシリーズ随一となっていることが伺えます。また、ビジュアル的な進化も素晴らしく、『聖剣伝説3』のリメイク版でもトゥーン調のグラフィックとして洗練されていましたが、本作ではキャラアニメーションやエフェクトも充実しているようです。特に、過去作でパッケージイラストを担当していた磯野宏夫さんのイラストを再現したような背景や色使いの豊かなフィールドは、心から冒険心をくすぐります!

 また、開発はNetEaseの家庭用ゲーム機向けのデベロッパー・桜花スタジオが務めています。ディレクターにはカプコンで、『デビル メイ クライ 5』のコンバットデザイナーを務めていた吉田亮介さんやバンダイナムコエンターテインメントでプロデューサーを務めていた小澤健司さんが携わっています。本作は桜花スタジオのデビュー作ですので、気合いの入った作品に仕上がっていることが期待できます。

 シリーズファンならご存知のように『聖剣伝説』シリーズは非常に困難な道のりを歩んできたシリーズです。実際、最新作が発売されること自体、奇跡ですらあると感じています。今はシリーズファンとしてプレイするのが本当に待ち遠しいです。

Black Myth: Wukong / 黒神話:悟空

8月20日 / Game Science / PS5 / PC

 続いては『Black Myth: Wukong / 黒神話:悟空』です。本作は中国のインディースタジオ・Game Scienceが手掛ける『西遊記』を題材とするアクションRPGです。2020年に初公開となったトレーラーは、Unreal Engineを採用したフォトリアルなグラフィック、軽快なアクションなど、世界中で大きな話題を読んだ一作です。

特に、ビジュアル面の高品質ははズバ抜けており、2023年に開催された「gamescom award 2023」では「Best Visuals(最優秀ビジュアル)」を受賞、Steamのグローバル売上ランキングで予約の段階でありながら首位を獲得するなど、ユーザー、メディア共に非常に期待されている作品であることが伺えます。

 公開されているトレーラーを見る限り、ジャスト回避を行いながら敵の隙を突いて攻撃していくバトルデザインは、いわゆる「ソウルライク」のような印象を受けます。

 とはいえ、開発者はインタビューの中で「ソウルライクではない」ことを度々明言しており、むしろ『ゴッド・オブ・ウォー』のようなアクションRPGのゲームデザインを目指していることを語っています。難易度についてもスキルや装備強化といったロールプレイング要素を充実させており、「死にゲー」のような高難易度に調整していないことを強調しています。個人的にも、『Devil May Cry』や『BAYONETTA』のような、いわゆるスラッシュ系アクションが好みですので、そのようなハイスピードさを感じられるゲームプレイに期待したいところです。

 初公開のトレーラーでも圧倒的と呼べるほどのグラフィックに驚かされましたが、続くトレーラーが解禁される度に、ゲームデザインも充実していることが判明してきていますので、プレイするのが非常に楽しみな一作です。

DUSTBORN / ダストボーン

8月20日 / QUANTIC DREAM / PS5 / PS4 / Xbox Series X/S / Xbox One / PC

 2015年に発売されたオリジナル版は、希薄なシナリオや説明の少ないゲームシステム、サブイベントの欠如など、ただ 続いて『DUSTBORN / ダストボーン』です。

 本作は『HEAVY RAIN 心の軋むとき』や『Detroit Become Human』を手掛けたQuantic Dreamのパブリッシングレーベルによるアクションアドベンチャーです。Quantic Dreamというと、長らく良質なアドベンチャーゲームを制作してきた開発会社ですが、2022年にパブリッシング業務を行うため、中国のNetEase Gamesの傘下になりました。

 以降、深海探索をテーマとするアドベンチャー『Under The Waves』や、分身を出して戦うアクションパズル『Lysfanga: The Time Shift Warrior』など個性的なインディータイトルを送り出してきています。正直、パブリッシャーとしては、まだまだ発展途上ではありますが、今回の『DUSTBORN / ダストボーン』は個人的にも多いに期待を寄せています。

 映像を見てもわかるように『DUSTBORN / ダストボーン』は、個性的なビジュアルが印象的です。ゲームでは詐欺師やロボットなど様々な経歴を持つはぐれ者揃いのパーティによる旅を描いたアクションアドベンチャーとなっています。個人的に、開発を行うRed Thread Gamesのデビュー作品『Draugen』は、2019年のインディータイトルの中でも非常に気に入ってるタイトルですので、本作の個性豊かなメンバーによる旅路には期待しています。また、本作は8月22日にパッケージ版の発売も予定されています。パッケージには「アメリカ大陸の地図」や「英語版コミックブック」など様々な物理特典も付属していますので、是非ともチェックしてみてください。

ファミコン探偵倶楽部 笑み男

8月29日 / 任天堂 / Nintendo Switch

  続いては『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』です。7月10日に「笑み男」とだけ記載された謎のティザー映像が公開され、紙袋を被った不気味な人物が立っているという、任天堂としては珍しいプロモーションが話題を呼んだ本作。その不可解なタイトルと映像は世界中のゲーマーの間で話題となりましたが、一週間後の7月17日に『ファミコン探偵倶楽部』シリーズ35年ぶりの完全新作であることが発表されました。

 『ファミコン探偵倶楽部』といえば、2021年に第1作『消えた後継者』と第2作『うしろに立つ少女』のフルリメイクが発売されただけでも、ファンの間では奇跡とすら言われていました。そんなタイトルの新作ということで、思わず飛び跳ねた方も少なくないでしょう。

 本作ではタイトルにある「笑み男」と呼ばれる都市伝説を模した殺人事件へと挑んでいくシナリオとなっているようです。また、第1作からシリーズを手掛けている坂本賀勇さんは、本作について「自分の描きたかったものをストレートに表現しているので、結末は人によっては賛否が分かれるかもしれません」と語っています。これまでも『ファミコン探偵倶楽部』は「結末」の描き方には強いこだわりのあるシリーズですので、坂本さんの渾身の一作をアドベンチャーゲームファンとして楽しみしていたいと思います。

 本作の発表を機にシリーズに興味を持った方もいるかと思います。公開されている映像などを見る限り、キャラクターやシステムは2021年に発売されたリメイク版を踏襲しているようですので、リメイク版をプレイしておくことで、本作をより一層楽しめると思います。

ガンダムブレイカー4

8月29日 / バンダイナムコエンターテインメント / PS5 / PS4 / PC

  続いて『ガンダムブレイカー4』です。本作は2013年から続く『ガンダムブレイカー』、通称『ガンブレ』シリーズの最新作です。『ガンダム』のゲーム化作品というと、数え切れないくらいのタイトルがリリースされていますが、『ガンブレ』シリーズは「ガンプラ」をテーマとしている点が特徴です。ゲームでは様々なパーツや武器をカスタマイズして、自分だけのガンプラで敵と対峙していくアクションゲームとなっています。

 『ガンダムブレイカー4』では、シリーズ第一作『機動戦士ガンダム』から『機動戦士ガンダム 水星の魔女』まで、シリーズ最多となる250以上のガンプラが登場します。併せて、カスタマイズ出来る部位も全11か所に増加しており、より自由度の高いカスタマイズが可能となっているようです。

 また、シリーズファンならご存知のように2016年に発売された『ガンダムブレイカー3』は最高傑作との呼び声も高い一作です。では、どうして4が発売されるまでに8年も空白の期間があったの?とお思いの方もいるかも知れません。長い空白を生んだ大きな理由として、2018年に登場した『New ガンダムブレイカー』が挙げられます。この作品では、世界観の一新、3対3によるPVPを目玉のコンテンツにするなど、シリーズで重視されたゲーム要素の多くを大きく変更したことで、シリーズファンから反感を買う結果となってしまいました。実際、『ガンダムブレイカー4』の開発者インタビューの中でも『New ガンダムブレイカー』に対して、非常に多くのフィードバックがあったことや、4では従来のシリーズ同様にPVEを重視した作風を目指していることを語っています。

 個人的にも2018年当時、想像を絶するほどに『New ガンダムブレイカー』が炎上していたことはよく覚えていますし、シリーズは途絶えてしまったのかなとすら思っていました。ファンの中には『ガンダムブレイカー4』に対してまだ不信感があるユーザーもいるとは思います。とはいえ、6年ぶりの復活作として完全復活を遂げたガンブレを楽しみしていたいと思います。

スター・ウォーズ 無法者たち

8月30日 / ユービーアイソフト PS5 / Xbox Series X/S / PC

 続いては『スター・ウォーズ 無法者たち』です。本作はLucasfilm Gamesとユービーアイソフトが手掛ける映画『スター・ウォーズ』を題材とするオープンワールド型のアクションです。開発は、ユービーアイソフトの中でも『ディビジョン』シリーズで知られるMassive Entertainmentが担当しています。

 各所でささやかれていますが、近年のユービーアイソフトは平均点よりちょっと上くらいの作品を量産しているイメージが強いかと思います。直近で発売されたタイトルで考えても『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』や『スカル アンド ボーンズ』など、どれも歯切れが悪くなるような作品ばかりです。とはいえ、洗練されたメトロイドヴァニアとして評価された『プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠』のような例もあり、ユービーアイソフトの作品には光る部分もあります。そのため、個人的にも「次こそは…!」とユービーアイ作品の小さな光を求めてプレイを続けています。

 本作『スター・ウォーズ 無法者たち』では、スター・ウォーズのゲーム化作品として初めてとなるオープンワールドを採用した作品です。物語は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の間が舞台となっています。プレイヤーは裏社会の悪党ケイ・ヴェスとして相棒のニックスと共に銀河を巡る冒険を行っていきます。公開されているトレーラーを見る限り、砂埃が舞う広い砂漠の星や歪な建築物が建ち並ぶ街など、多様なロケーションがオープンワールドで表現されており、『スター・ウォーズ』の世界を緻密に再現していることが伺えます。

 一方で、ステルスを主体としたアクションは既存のユービーアイソフトのタイトルに酷似しており、少々不安な要素ではあります。『スター・ウォーズ』のゲーム化作品といえば、古くは『スター・ウォーズ 帝国の影』、最近では『STAR WARS ジェダイ』シリーズなど、多くの名作が存在します。そのため、『スター・ウォーズ 無法者たち』にも期待したいですし、オープンワールドとしての新たな挑戦がどのような結果をもたらすか、注目したいところです。

ブレードキメラ

2024年8月予定 / PLAYISM / Nintendo Switch / PC


  続いては『ブレードキメラ』です。本作は日本のインディーゲーム開発チーム・Team Ladybugが制作するメトロイドヴァニア作品です。Team Ladybugといえば、これまで『東方Project』の二次創作ゲーム「Touhou Luna Nights」や『ロードス島戦記』(ロードスとうせんき)を原作とする「ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-」など、既存IPとメトロイドヴァニアを融合させたタイトルを制作してきていました。本作『ブレードキメラ』は、Team Ladybugにとって初となるオリジナルキャラクターによるメトロイドヴァニアとなっています。

 ゲームはSteamにて期間限定で体験版が配布されており、個人的にもプレイしましたが、安定したクオリティにはやはり驚きがあります。これまでも美麗なピクセルアートと独創的なアイディアが詰まったメトロイドヴァニアを手掛けてきていますが、本作はTeam Ladybugの集大成と呼べるような一作に仕上がっているように感じます。

 より高精細ピクセルアート、軽やかなコントロール、姿形を変化させる武器を使ったシステムなど、そのどれもが非常に高い完成度で纏まっており、製品版をプレイするのがとても楽しみです。また、本作は発売日が8月予定となっており、正確なリリース日がまだ発表されていません。前回の体験版配布は6月だったので延期等はないかと思いますが、個人的には8月のタイトルの中でも大きな期待をしていますので、プレイするのが待ち遠しいです。

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