誰もが一度はプレイした3DS名作10選

みなさん、こんばんは!いちごうです。ニンテンドー3DSは2011年の発売以降、約650本以上のタイトルが発売されてきました。

今回はそんな3DSの名作タイトル10選をご紹介致します。3DSの立体視を活用した作品や、あのタイトルの続編やリメイクなど、名作が目白押しです。ぜひ、最後までお楽しみください。

目次

スーパーマリオ3Dランド(任天堂、2011年11月3日)

 『スーパーマリオ3Dランド』は、3Dマリオシリーズとしては初の携帯ゲーム機で発売したタイトルです。『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオサンシャイン』など3Dマリオと呼ばれるシリーズは、シリーズを経るごとに難易度も徐々に向上していき、2Dマリオと比べると、難しいと感じるユーザーの声も多くいたようです。

  そのような、2Dマリオと3Dマリオとに隔たりを持っていたユーザーでも、2Dマリオ好きも、3Dマリオファンも遊べるゲームとして登場したのが、本作『スーパーマリオ3Dランド』です。

実際、2Dおなじみのゴールポールと制限時間が設定されていて2Dマリオのプレイフィールを意識して制作されています。ステージに隠された「スター」を探す、という3Dマリオとは異なる、2Dマリオと3Dマリオの面白さを融合させたタイトルです。 

立体視による奥行きのあるステージ構成や、適度な難易度を意識したアクレチックアクションなど、進めば進むほど、3Dマリオの面白さを少しづつ体験させてくれるような、丁寧な入門タイトルとなっています。

 また、たぬきマリオやボスキャラクターのブンブンなど『スーパーマリオブラザーズ3』を思わせるオマージュも多分に含まれており、シリーズファンにとっても嬉しいポイントといえます。長年続くマリオシリーズだから可能にした懐かしさと新しさを織り交ぜた非常に完成度の高い一作です。

ファイアーエムブレム覚醒(任天堂、2012年4月19日)

 本作はタイトル通り、まさに『ファイアーエムブレム』シリーズを覚醒させたタイトルです。本作は、ナンバリングタイトルとしては、Wiiで発売された『ファイアーエムブレム 暁の女神』から5年ぶりと、現在のシリーズ人気を考えると、いくらか作品人気が低迷していた時期でもありました。

実際、当時の開発陣は、世界セールスで25万本を売り上げなければシリーズ終了を通告されていたといいます。そのため、復活作でありながら、過去作の要素を積極的に取り込んだ集大成のような作品として、国内で40万本・海外ではシリーズ最大のセールスを記録し、シリーズは「覚醒」を果たしました。

 ゲームシステムはシリーズおなじみであるSRPGを採用し、多くの仲間キャラクターとともに戦乱を乗り越えていきます。シリーズに比べて「深い戦略性」よりもキャラクター同士の掛け合い「キャラクター性」を強調しすぎた本作は、往年のファイアーエムブレムと新規プレイヤーとで、評価の分かれる点も多くありました。

ですが、衰退していたシリーズを復活させ、今や、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」には任天堂全IPで最大となる、単一シリーズからの8人参戦と、大人気シリーズにまで、「覚醒」を果たしたのは、本作があったからに他ならないと思います。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D(任天堂、2015年2月14日)

 オリジナルとなる『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は2000年にニンテンドー64で発売されたタイトルです。

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の続編として発売された本作は、前作の広大なハイラルを舞台とする箱庭作品と比べると、クロックタウンに住む住人とのサブストーリーを中心とする物語や、3日間を繰り返すシステムなど、非常に独特なプレイスタイルが印象的な作品です。

64の小さなカセットの中で、3日間を繰り返す人々の生活や、お面やのリアリティのある表情など、ゼルダシリーズの中でも異色な魅力に満ちています。そんな傑作ではありますが、ディレクターの青沼英二氏によると、難易度の高さなど少々、課題を残したタイトルでもあったと言います。

 そして15年の時を経て『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』はリメイクされました。

グラフィックの向上はもちろん、任意でのセーブ機能やメニュー画面で住人のタイムスケジュールを確認できたり、ボスの仕様が変更されるなど、大幅な調整がなされ、オジリナル版のプレイ感は踏襲しながらも、全く新しい作品と呼べるほどの進化を遂げています。

当時難しくてクリア出来なかった方にもおすすめですし、再度『ムジュラの仮面』が持つ独特の魅力に触れたいという方にもぜひ、遊んでいただきたい一作です。

ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー(スクエアエニックス、2012年10月11日)

 2012年10月11日に発売された『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』は現在も続くブレイブリーシリーズの記念すべき第1作です。

「王道ファンタジーRPG」をコンセプトに開発された本作は、光の戦士やクリスタルなどスクウェアによる往年のRPG作品が取り入れてきた要素がふんだんに盛り込まれています。

また、立体視を活かした奥行きのある絵画のような背景グラフィックや、個性あるキャラクターとの冒険、そしてなにより「Sound Horizon」のRevo氏が手掛ける音楽は、ファンタジックな世界観を存分に感じることが出来ます。 

 戦闘は、コマンドバトルRPGを基本としつつ、「ブレイブ&デフォルト」と呼ばれる戦況に合わせて行動回数を増やす戦略性の高いシステムが取り入れられています。

これらのシステムは、その後のシリーズでも継承されており、シリーズの最も重要なポイントの一つといえます。戦闘の難易度もかなり高く設定されているので、高い戦略性は大いにゲームの魅力を引き上げてくれています。

また、シナリオには、『科学アドベンチャー』シリーズの林直孝氏が起用され、王道でありながら、先が気になる展開の数々はプレイヤーを最後まで熱中させることでしょう。

翌年には完全版『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』が発売されています。新システムとなる「ブレイブリーセカンド」やシナリオの修正等がなされているので、これからプレイする方は是非、こちらを手にとって見てください。2020年には続編『ブレイブリーデフォルトⅡ』の発売も控えておりますので、この機会に是非、プレイしてみてはいかがでしょうか。

とびだせどうぶつの森(任天堂、2012年11月8日)

 現在も社会現象のように爆発的な売上を記録している『どうぶつの森』シリーズの第6作です。

これまでのシリーズにおいて当たり前だった、冒頭のたぬきちとのアルバイトを廃止し、プレイヤーを村長としてゲームが始まるシステムは、従来のシリーズで通例だった「最初にやるべきこと」のようなスローライフ感が削がれるイベントを無くし、より自由なプレイスタイルをプレイヤーに提供しています。

キャラクターモデリングも、少し頭身が大きくなり、ズボンや靴といったより多くのファッションを楽しむことが出来るようになっています。その他にも商業施設を商店街として別のフィールドに分けることで、プレイヤーの行動を短縮する遊びやすいゲーム作りが成されています。

各プレイヤーのプレイスタイルに合わせて、村自体の活動時間のサイクルを変更出来る設定も遊ぶ時間が夜になりがちなプレイヤーにとって親切な設計でした。

 また、「ドラゴンクエスト9」においてその可能性を見せつけることとなった「すれちがい通信」も採用されています。

本作の「すれちがい通信」では、多くのプレイヤーの個性が詰まった家を住宅展示場として、訪れることが出来るようになりました。この試みは、前作のボイスチャットのような直接的なコミュニケーションに比べ、間接的なものにはなります。ですが、どうぶつの森がもつ「プレイヤー同士によるコミュニケーション」として親和性の高いものとなりました。

『あつまれ どうぶつの森』でも多くの要素が変更されていますが、このような変化するゲームデザインがシリーズを支えているように思います。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(スクエアエニックス、2012年10月31日)

 オリジナルとなる『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』は2000年にPlayStationにて発売され、約400万本を売上げ、同ハードの売上げランキングで1位となっている伝説的なタイトルです。

幾度となく延期を重ねて発売された本作は、シリーズ初の3Dグラフィックが採用されたことや、シナリオはA4の紙で1万6000ページにも及ぶのボリュームを誇るなど、様々な偉業を成し遂げた反面、序盤の石版探しや、ゲーム中に挟まれる気味の悪いムービーパートなど、シリーズとしては評価の分かれる部分も多くあった作品でもあります。

 リメイクとなる本作では、建物や一部のオブジェクトを除いて2Dだったグラフィックが完全3Dとして蘇り、戦闘もシンボルエンカウントに変更されました。また、先に述べた冒頭の石板探しが簡略化されるなど、基本はオリジナル版をベースにしつつ、快適なゲームプレイを目指した改良がなされています。

 オムニバス形式に様々な物語が展開される大ボリュームのシナリオや、クリア後のサイドストーリー、転職システムなど、やりこみ要素も充実しており、気づいたら100時間プレイしていたなんてのもザラのように思います。

当時決して満点評価とは至らなかったタイトルがこのような形で改めてプレイヤーの元へとやってくることは素晴らしいことです。ぜひ、多くの方に手にとっていただきたいです。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(任天堂、 2013年11月22日)

 ゼルダシリーズとしては珍しいナンバリングの続編として発売されたタイトルです。前作『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は1991年にスーパーファミコンで発売され、シリーズのゲームデザインを決定づけた歴史的傑作として『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』や『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』など多くのハードに移植もされています。

 そんな名作の、およそ20年越しの続編として登場した本作は、前作と同じく俯瞰視点のカメラ、マップの構造もほぼ同じ「ハイラル」を舞台としつつも、シリーズの進化を感じさせるゲームデザインがなされています。

たとえば、本作では12種類用意されているダンジョンをプレイヤーの好きな順序で攻略できるなど、シリーズで当たり前だった一つのダンジョンで新しいキーアイテムを手に入れる、というおなじみのデザインに変更が加えられています。

3D表現を活かした高低差のあるフィールドや、リンク自身が壁画のように2Dに変化する新アクションの追加など、「ゼルダのアタリマエを見直す」の開発コンセプトに違わぬチャレンジングな作品です。

3Dゼルダは遊んだことがあるけど、2Dはという方にもぜひ、プレイしてほしい一作です。

マリオカート7(任天堂、2011年12月1日)

 マリオカートシリーズの第7作です。携帯ゲーム機としては2作目であり、タイトルに初めてナンバリングが表記された作品でもあります。

これまで『マリオカート ダブルダッシュ!!』では二人乗りが、『マリオカートWii』ではバイクなど、様々な変更が行われてきたシリーズです。

本作では、二人乗りやバイクは廃止され、シンプルなカートレースを基本に『マリオカートDS』で人気のあったパーツカスタマイズを採用し、空中や水中といった今までにはないコース編成がなされています。

 開発は、『メトロイドプライム』シリーズや『ドンキーコング リターンズ』で知られるレトロスタジオが参加しており、携帯機でありながら、個性豊かななキャラクターやボリュームたっぷりなコース、美しいグラフィック。

そしてなにより、立体視の状態でも60fpsを実現するなど、細部にまでこだわり抜かれた作品です。

携帯機にして、当時最高品質のマリオカートとして、本作の魅力は最新作にも多く受け継がれています。

メトロイド サムスリターンズ(任天堂、2017年9月15日)

 本作は1992年にゲームボーイで発売された『メトロイドII RETURN OF SAMUS』のリメイク作品です。

メトロイドシリーズはこれまで横スクロールアクションやFPSなど様々なジャンルで登場していますが、本作はシリーズとしても約13年ぶりとなる横スクロールアクションが採用されています。

オリジナル版の2Dグラフィックからキャラクターモデリングやオブジェクトが3Dに変更されているほか、原作では4方向だったエイムは360度行えるフリーエイムとなり、より自由度の高い戦闘と探索を行えるようなりました。

「メレーカウンター」と呼ばれる新アクションでは、敵との近接戦闘の際にカウンター攻撃が行えるようになるなど、遠距離の銃撃だけではなく敵との攻防に幅ができました。

その他にも多くの変更や改善がなされており、リメイクだからと言って単純に当時の難易度を下げるのではなく、親切な設計と快適なゲームプレイを提供してくれています。

昨今、インディーゲームにおいて「セレステ」や「Dead Cells」など、「メトロイドヴァニア」と呼ばれるメトロイドとキャッスルヴァニアにインスパイアを受ける作品が多く発売されていますが、それらの原初であり、入門としてぜひ、触れてほしい作品です。

わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP!(任天堂、2012年9月27日)

 『わがままファッション ガールズモード』シリーズは現在までに4作品発売されており、その第2作目となるのが本作『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP!』です。

本シリーズは主にセレクトショップの店長として、経営やお客様のコーディネートを行っていくシミュレーションゲームと、プレイヤー自身がファッションを楽しみコンテンストに出場していくことも出来ます。

これが、育成アドベンチャー系のゲームとしてもかなりよくできていて、実は3DSのダークホースタイトルだと思います。

 1作目から主なゲームスタイルは完成されていましたが、本作ではハード性能の向上により、より視覚的にファッションを楽しめるようになりました。

他にも女性のみならず男性のコーディネートが可能であったり、ファッションアイテムも増加しており、より遊びやすくパワーアップした作品に仕上がっています。

 ファッションをテーマに経営やコンテスト出場といったコンパクトな遊びではありますが、一度遊び始めるとなかなかにハマってしまうタイトルです。

2017年に発売され『Girls Mode 4 スター スタイリスト』を最後に新作が発売されていないタイトルではありますが、Switchとの相性も抜群のように思いますので、個人的には新作が待ち遠しい一作です。

いかがだったでしょうか。3DSにはまだまだ名作タイトルがたくさんありますが、まずは10タイトルご紹介致しました。NintendoSwitchの登場により、正直、携帯ゲーム機としてもプレイできるSwitchがあれば十分。なのかも知れませんが、3DSでしか出来ない名作に是非、触れてみてはいかがでしょうか。

動画でもご覧いただけますと幸いです!

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