【Switch】絶対にプレイしておきたいニンテンドースイッチのダウンロードタイトル5選【2024年最新版】

 おはようございます、いちごうです。今回は、ニンテンドーeショップで配信されている注目のダウンロードタイトルをご紹介していきます。このチャンネルでは、これまでも同様の動画を投稿していますが、今回は最新版ということで2023年に発売された最新作を中心に5作品を選んでみました。昨年に大きな話題を呼んだインディータイトルも多く選出していますので、2023年のインディーゲームランキングといっても差し支えがないほど強力なラインナップとなっています。ぜひご購入の参考にしてみてください。それでは紹介に入っていきましょう。

目次

SANABI NEOWIZ / 2023年11月9日 / 1,520 円 税込 

 まずは、2023年を代表するインディーゲームとして『SANABI』です。本作は韓国の大学生5人の開発チーム「WONDER POTION」による、グラップリングフックを用いるスピード感抜群のゲームプレイが印象的なプラットフォームアクションです。主人公は巨大なチェーンフックの義手をつけた伝説の退役軍人。長い戦いを終えた彼は娘と共に平穏な日々を送っていましたが、ある事件をきっかけに全てを失ってしまいます。プレイヤーは事件への復讐を胸に、全てを奪った謎の組織「サンナビ」に立ち向かっていきます。

 ゲームは、グラップリングフックを用いたアクションとして、天井や壁にフックを引っ掛けて最奥を目指していきます。美麗なピクセルアートによる世界観と爽快なアクションが作り出す体験は、とにかくハイクオリティに仕上がっています。

 また、あらすじからも分かるように、『SANABI』の大きな魅力として完成度の高いシナリオが挙げられます。復讐を軸に展開していく物語は、パク・チャヌクやナ・ホンジンなど韓国映画のテーマにもよく似ており、哀愁と憎悪が同居する空気感は非常に洗練されています。特にエンディングを迎えた後に訪れる感慨は多くのユーザーに体験していただきたいです。

Bomb Rush CyberfunkTeam Reptile / 2023年8月18日 / 4,990 円 税込 )

 続いては、ドリームキャストへの強い愛情を感じる一作『Bomb Rush Cyberfunk』です。本作は、2000年にSEGAからドリームキャスト向けに発売された『ジェット セット ラジオ』のインスパイア作品です。プレイヤーは記憶を失った少年REDとして、ニューアムステルダムのストリートを制覇し、記憶を取り戻し、街の頂点に立つことを目指していきます。

 基本的なゲームプレイは『ジェット セット ラジオ』シリーズを踏襲しており、プレイヤーはスケートボードやインラインスケート、BMXでストリートを駆け回り、至るところをグラフィティで埋め尽くしていきます。また、特徴的な操作性だった『ジェット セット ラジオ』と比較すると、ユーザビリティは向上しており、懐かしさもありつつ現代のゲームとしてブラッシュアップされた体験となっています。

 ゲーム全体として『ジェット セット ラジオ』のような野心的な作品に仕上がっているか、と問われると少々難しいところではあります。ですが、『Bomb Rush Cyberfunk』のように、偏愛にすら思える強い愛情を感じる作品に出会えることはそうはありませんし、懐かしさだけではないゲームとしての面白さも感じられますので、ぜひ多くのユーザーに触れていただきたい一作です。

Dordogne Focus Entertainment / 2023年6月14日 / 2,480 円 税込

 続いては短くも儚いあの頃を描く名作『Dordogne』です。ゲームの舞台は、フランスのドルドーニュ南部に位置する田舎町。プレイヤーは主人公・ミミとしておばあちゃんの家で過ごすひと夏を体験していきます。絵画のような風景や夏をテーマとする作風など、発売前からフランス版の『ぼくのなつやすみ』として話題となっていたことを覚えている方もいると思います。

 実際、ゲームプレイとしては会話やオブジェクトへのインタラクトをベースとして進行していくゲームデザインなど、全体として『ぼくなつ』と近しい印象を受けます。また、『ぼくなつ』のように定められた期間は設けられておらず、章形式で進行していくため、ゲームボリュームも5時間程度と短編となっています。

 とはいえ、シナリオ面では子供時代の「夏」というテーマが持つノスタルジーと残酷さを巧みなバランスで表現しており、初期の『ぼくなつ』シリーズが好きだというプレイヤーにオススメな一作といえます。一部ローカライズについては少々、誤訳やニュアンスなどが分かりづらい部分もありますが、画像をみてピンときた方にとっては上質な体験を約束できます。

Sea of Stars (Sabotage Studio / 2023年8月30日 / 4,400 円 税込 / 体験版あり)

 続いては2023年発売のインディータイトルの中でも大きな話題となった一作『Sea of Stars』です。本作はカナダのインディーデベロッパー・Sabotage Studioによる完全新作のRPGです。『Sea of Stars』の大きな魅力は1990年代にスーパーファミコン向けに発売されていた数多くのJRPGにオマージュを捧げた作風です。

 画像をみてもわかるように、思わず目を奪われる美麗なピクセルアートの魅力はもちろん、アクションコマンドを採用したバトルシステム、そして様々なJRPGを煎じ詰めたような物語や世界観など、多くのゲーマーが一度は感じたことのあるJRPGの憧憬が、そのまま現れたような美しさが精緻に作り込まれています。

 ゲーム全体としては1990年代JRPGの追体験を意識するあまり、アドベンチャーゲームのような作りとなっており、RPGとして考えると少々物足りなさを感じる点は否めません。とはいえ、まるで往年の名作RPGをリメイクで遊んでいると錯覚するような解像度の高い体験の数々は多くのゲーマーに驚きを提供することは間違いありません。個人的にも海外でこのようなハイクオリティかつ極めて高い理解度の作品がリリースされるのは、本当に嬉しい限りです。 

Chants of Sennaar Focus Entertainment / 2023年9月6日 / 2,420 円 税込 / 体験版あり

 続いて上質なアドベンチャーゲームを探しているならこの一本『Chants of Sennaar』です。本作は、ゲーム内で生きる複数の民族の言語を解き明かしていくアドベンチャーゲームです。

 ゲームはプレイヤーが不思議な塔で目覚めるところから始まります。プレイヤーは塔の壁に描かれた暗号や人々が話す謎の言語を理解し解読することで、この塔は何なのか、プレイヤー自身は何者なのかといった真実を明らかにしていきます。

 また、「言語」を解読していく、というゲームプレイに難しそうと感じる方も多いでしょうし、よく似た作品として『7 Days to End with You』に苦戦したユーザーにとっては、複数の言語と聞くと、より硬派なゲームプレイを想起させます。

 どちらも魅力的ではありますが、『Chants of Sennaar』では、より3Dアドベンチャーとしての探索要素やパズル要素が強調されています。たとえば、挨拶などのワードは、パズルのように当てはめることで正解が明示されるので、推理と言うよりも、パズル感覚で一定程度の言語は理解できます。また、ゲーム内のメモ機能も充実しているので、良い意味でハードルが低く遊びやすい作品に仕上がっています。ビジュアルやアート、シナリオ、ゲームシステム、そのどれもが丁寧な作りとなっており、エンディングまで飽きることなく楽しめる名作アドベンチャーです。

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